わたくしたちの美しき未来
翳る瞳の底で
重力に反発力
熟れて蕩けて腐敗する
私の夜に月は無い

もどかしさに心臓を抉る
寝たふりを知らないふりを気付かないふり
愚かなる君達
戻ってほしいの
この世は案外まるくない

たとえば世界が終わるとき
僕達ほど幸せなふたりはいない
虹彩から攫っていって
君には果てが似合う
夢の匂い

さびしがりやのマイステディ
そういえば僕はひとりだった
貴方は少し夢見がち
殺したいわ旦那様
世界ごと吐き棄ててしまいましょう

いっそ愛せ
キスは瞬きの間に
理性の戯言
センチメンタルに告ぐ
ゆうやけゆらゆらはかなくきえて

僕と死んで
恋に恋する恋をして
わりと聡明な僕ら
幽霊の瞼
とりとめもない指先に恋したりする

今日はすごくさむい日だから
君の白い吐息
貴方が綺麗に笑うので
甚だしく鮮明に生きてみせよ
容易い唇が愛しい

オーロラの裏地
きみのとなりはすこしかなしい
とろけるような愛の境目
世界サイクル
君はすこし眩しすぎた

青に繋がる
ずっと待ってて
最果てはリビドーに問う
抱いてダーリン愛してハニー
あしたあの場所できみをまってる

世界がはじまる午前二時
押して駄目でも押してみる
裏の裏の裏は裏
君は非道い
忘れてしまいそうなほど幸せだった今日という日